性別や年齢にかかわらず薄毛は気になるものですが、中でも男性はハゲることで大きな悩みをかかえてしまう方も多いようです。
しかし、ハゲたら仕方ないと下を向いて歩いていた時代は終わり、現在では治療が可能になってきました。
薄毛や脱毛を解消するためのAGA治療ができるクリニックをTVCMやインターネットの広告などで目にした方も多いでしょう。
ここでは「AGA治療は本当に効果があるのか?」、「AGA治療費用はどれくらいなのか」など、AGA治療のクリニックの特徴や治療内容、気になる費用を解説します。
また、治療費を安く抑えるためのポイントやクリニックの選び方も紹介しますので参考にしてください。
AGA治療とは?基本を知って後悔しない治療を開始しよう
毛量が減ってきた…、ハゲてきたかも?など自分の毛髪状況を注視している方は多いですが、万が一ハゲてしまった場合の対応について調べている方は多くありません。
恐らくハゲてしまったら戻らない、治せないという固定概念が先行しているように感じますが、今はハゲ、薄毛、脱毛も治療が可能な時代です。
その薄毛、AGAかもしれません!AGAと通常の薄毛の明確な違い
薄毛や抜け毛の原因は様々ですが、一般的には年齢や栄養不足、栄養過多、ストレスなどの内的・外的要因が主と考えられています。
一方、AGA(男性型脱毛症)は、遺伝や男性ホルモン異常が原因とされる脱毛症の病名であり、治療可能とされています。
【AGAとは】
男性ホルモン型脱毛症(男性型脱毛症)
AndrogeneticAlopeciaの略称
公益社団法人 日本皮膚科学会(以下、日本皮膚科学会)は、毛髪科学研究会との共同事業として2010年に「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(※リンクは2017年版)」を発表しました。
この「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」により、AGA(男性型脱毛症)の概念や病態、診断基準に加え、治療手順なども明確化されたことは、非常に大きな進歩と言えるでしょう。
尚、「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」ではAGAの診断基準を下記のように定めています。
男性型脱毛症の診断は問診により家族歴,脱毛の経過などを聴き,視診により額の生え際が後退し前頭部と頭頂部の毛髪が細く短くなっていることを確認する。
~中略~
男性型脱毛症の診断は比較的容易であるが,ゆっくりと頭髪が抜け,頭部全体が疎になる円形脱毛症の亜型,女性型脱毛症においては,慢性休止期脱毛,膠原病や慢性甲状腺炎などの全身性疾患に伴う脱毛,貧血,急激なダイエット,その他の消耗性疾患などに伴う脱毛,治療としてのホルモン補充療法や薬剤による脱毛などを除外することが大切である.
男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版|疾患概念・病態と診断,治療|3.診断(一部抜粋)
AGA治療とは?AGA治療は皮膚科より専門クリニックがおすすめ
AGAは、先に解説した通り男性型脱毛症の略称ですが、その治療をAGA治療と呼びます。
脱毛は頭皮の問題と考えることから、一般的な脱毛症や薄毛、ハゲは皮膚科をおすすめすることが多いでしょう。
しかし、AGAは通常の脱毛とは異なる疾患のため、普通の皮膚科では薬物療法のみがほとんどで、AGA治療として十分な治療を受けられないことがほとんどです。
ではAGA治療は何科に行けばよいのか?
単純ですが、AGA治療を専門としたAGAクリニックがおすすめです。皮膚科の中でもAGA治療を専門にしている病院であれば、通常の皮膚科と異なり専門治療を受けることができます。
あなたのAGAは何型?ハミルトン・ノーウッド分類で見る9つのAGAタイプ
一言にAGAと言ってもその中にも様々なタイプがあります。
現在AGAクリニックなどで利用されているのはAGAを9つのタイプに分類した「ハミルトン・ノーウッド分類」です。その名の通りハミルトンとノーウッドという2名の医師の名前から付けられた分類です。
また、進行パターンは症状をアルファベットの形に見立て「M字型」、「O字型」、「U字型」の3つに分けています。
【AGA進行パターン】
進行パターン | 薄毛の特徴 |
---|---|
M字型 | ・額の生え際から頭頂部へと薄毛が広がる ・特に額の両脇剃り込み部分が後退する ・頭部を上から見た際に「M」字に見える |
O字型 | ・頭頂部から薄毛が広がる ・日本人に多く、自分では気づきにくい ・頭部を上から見た際に「O」字に見える |
U字型 | ・額の生え際から全体的に後退する ・O字型と併発することが多い ・頭部を上から見た際に「U」字に見える |
【ハミルトン・ノーウッド分類】
型名 | 特徴 |
---|---|
Ⅰ型 | 額の生え際から頭頂部へとM字型に後退する |
Ⅱ型 | Ⅰ型が進行し、M字の切れ込みがより深くなる |
Ⅱ Vertex型 | Ⅱ型の症状に加え、頭頂部もO字型に薄毛になる |
Ⅲ型 | Ⅱ型から更に進行し、M字の切れ込みがより深く、前頭部にも薄毛が見られる |
Ⅲ Vertex型 | Ⅲ型の症状に加え、頭頂部もO字型に薄毛になる |
Ⅳ型 | Ⅲ型の進行により生え際が更に後退し、頭頂部にO字型の薄毛が発生する |
Ⅴ型 | Ⅳ型から進行し、生え際が頭頂部に近くなり、O字型の薄毛も広がる |
Ⅵ型 | 生え際からM字型に後退した薄毛と頭頂部のO字型の薄毛が繋がる 側頭部と後頭部にのみ毛が残る |
Ⅶ型 | Ⅵ型が進行し、側頭部と後頭部の薄毛が進む 頭頂部に近い後頭部には毛がない |
安易はAGA自己診断はおすすめしませんが、上表のハミルトン・ノーウッド分類を元にご自身の薄毛や脱毛がAGAに当てはまるかを確認してみると良いでしょう。
AGA治療は内服薬や外用薬だけじゃない?発毛効果の高い外科的治療も選択肢
一般的な薄毛治療は内服薬を主として行われますが、AGAクリニックでの治療は大きくわけて下記3種類の方法が使われます。
- 内服薬治療
- 外用薬治療
- 外科的治療
多くの場合、AGA治療に有効な内服薬か外用薬を利用した投薬治療が選択され、その方法は患者の状況によって医師が選択、決定します。
内服薬や外用薬で納得のいく効果が得られない場合は、外科的治療を検討することになります。
一言に外科的治療と言っても、自毛植毛や人口毛植毛、低出力レーザー照射、LED照射など多岐に渡ります。
先にご紹介した「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」では各治療に対し、どれくらい推奨される治療であるかを明記しており、外科的治療の中には「行うべきではない」とされている治療もあるため、専門的知識を有する医師としっかり相談をして進めた方が安心でしょう。
AGA治療が恥ずかしい?男性美容意識が向上した現代は隠さず治す時代
一昔前は、ハゲや薄毛を隠す時代でした。かつらやウィッグで本格的に隠したり、人前では帽子を被ってやり過ごしたり、隠すことにウエイトを置いていたのです。
これは隠すことが良しとされていたわけではなく、脱毛に対する医学が途上にあったことや日本人恥ずかしいことを隠してしまう文化により自然な流れだったのではないかと推測されます。
しかし、現代は隠す時代から治す時代に変化したのです。この変化に医学の発展が一助になったことはもちろんですが、男性の美意識向上も理由の1つでしょう。
以前は化粧品、エステなどは女性のためのものとされてきましたが、男性の美意識向上により男性専門のエステが多数開院し、非常に多くの化粧品も販売されています。
AGA治療は決して恥ずかしいことではありませんし、放置することで症状が進行すればより治療に時間がかかるようになります。
自分らしさを取り戻すために必要なメンテナンスとして堂々とAGA治療を始めてください。
AGAクリニックの治療は本当に効果ある?いつから効果が出るの?
AGAは先天性な要因もあるため、果たして治療して改善するかどうか疑問に思う人は多いでしょう。しかし現在はAGAを改善する効果のある医薬品や治療法も確立されています。
実際、日本皮膚科学会の公式ページでは下記のような見解が記載されており、今もなお年々治療方法は進化しているのです。
男性型脱毛症を生じる仕組みがかなり明らかになったことで、治療法が著しく進歩しています。
~中略~
内服療法は、男性型脱毛症では活性型(強い作用をもつよう変化した)男性ホルモンが毛の工場に悪影響を及ぼしているということがわかったため、活性型男性ホルモンが作られる仕組みを妨げる薬剤が使用されています。
日本皮膚科学会|皮膚科Q&A|Q7男性型脱毛症の治療にはどのようなものがあるのでしょうか?
AGAにはAGA治療、その他の薄毛や脱毛なら別の治療で効果を実感
当たりまえのことですが、AGAクリニックで行っているAGA専門治療はAGA(男性型脱毛症)に対して効果が期待できる治療です。
先に解説した通りAGA以外にも薄毛や脱毛などは起きますが、それぞれで症状や原因が異なります。
【代表的な脱毛・薄毛の種類】
円形脱毛症・薬剤性脱毛・ホルモン異常・皮膚疾患・病気の後遺症など
これらの脱毛・薄毛も放置することで進行してしまう点は、AGAと同じですが、それぞれの脱毛・薄毛により適切な治療法は異なります。
AGAクリニックなどの専門医により正しい診察を受けることができれば、誤った診断になる可能性は低くなります。
しかし、ネット情報や安易な自己診断、無知による誤った判断などでAGAだと思い込み、専門医を通さずAGA治療が行えてしまった場合には、効果がでずに時間だけが過ぎていくこともあるでしょう。
大変残念なことですが、ネットはもちろん名のある雑誌やテレビなどのメディアでもAGAに対する誤った情報が流れていることがあります。
AGA治療を開始するのであれば、自己診断はせず必ず専門医が常駐しているAGAクリニックへ行くことで効果を実感できる治療を受けることができるでしょう。
AGA治療は早期スタートが鍵!開始が遅れれば遅れるだけ成功率が低くなる
一般的にAGA治療は早ければ早いほど治療の成功率が高くなると言われています。
AGAは、男性ホルモンの変化により髪の毛の成長サイクルを乱し、薄毛、脱毛症状が発生します。この男性ホルモンは元々体内に存在するものなので除去はできません。
AGAを治療するうえで、この原因となる男性ホルモンの働きを阻害することが有効と言われているのです。
AGA治療の開始が遅くなれば、その時間だけ細い髪の毛や脱毛が増えることは簡単に理解できると思います。
影響を受ける髪の毛が少ないうち、すなわち薄毛が進行する前、早い段階でAGA治療を開始することが成功率を高めるポイントになるのです。
【AGAのメカニズム】
髪の毛を生成する細胞内にある酵素「5aリダクターゼ」が男性ホルモンの1つである「テストステロン」と結合し、同じく男性ホルモンの一種「ジヒドロテストステロン」に変化し、活発になる。
「ジヒドロテストステロン」がホルモン受容体「アンドロゲンレセプター」と結合することで、髪の毛が成長途中で抜ける、育つ髪の毛は通常よりも細く抜けやすいなどの症状が発生する。
このメカニズムにより薄毛などのハゲ症状が発生し、時と共に進行する。
いつから発毛するの?効果を実感できるまでの期間は個人差が大きい
AGA治療を検討している方の多くは、どれくらい治療を継続することで効果が出るのかを知りたいのではないでしょうか。
AGAに限らず薄毛や脱毛は瞬時に改善するものではありません。瞬間的な改善を望むのであれば人口毛髪のかつらや貼るタイプの増毛商品を利用するしかないでしょう。
一般的に効果を実感するまでの期間は、早くて治療開始から3か月、平均的には6ヶ月程度と言われています。
1年間治療を継続すると発毛量が増え薄毛が目立たなくなるほどの量になる人も多数存在しますが、個人差が大きいことは否めません。
治療開始した時期、治療内容、個人の体質など様々な要因で効果が出るまでの期間は変動します。特に薄毛を放置してしまい脱毛、ハゲが進行している方は、治療期間が長くなることを覚悟した方が良いでしょう。
また、実際は効果が出ていてもその効果を本人が実感できるかどうかも重要で、治療に対する期待が大きすぎて小さな効果では気づかないという心理トリックもあるようです。
AGA治療の効果が出ない?効果を実感できない4つの理由
先に述べた通り、AGA治療は効果を感じられる方と効果を感じられない方、効果を感じるまでの期間が短い方や長い方など様々です。
しかし、効果が出ない方の場合に考えられる理由が4つほどあります。
AGA治療の効果が出ずに悩んでいる方やこれから治療を成功させたいと考えている方は、参考にしてください。
【治療期間が短い】AGA治療は気長に継続することで大きな効果がでる治療
AGA治療は、治療開始から効果を実感できるまででも数か月かかるほど非常に根気のいる治療です。
この長い期間で抜け毛が減ったことを実感したり、発毛を実感したり、更には毛量が増えたりと段階に合った効果が出てきます。
薄毛の段階を過ぎハゲてしまっている場合には、より長い治療期間が必要になることは前述の通りです。
この長い期間には、「AGA治療は効果がないのではないか?」、「このまま継続しても時間とお金の無駄じゃないか」など、マイナス思考に走ってしまうこともあるでしょう。
このタイミングでマイナス思考に負けて治療をやめてしまったり、予定より治療を遅らせたりすることで、出るはずの効果が出なくなることがあります。
また、治療開始後に抜け毛の減りや増毛を感じ、勝手に治療を中断してしまうことも効果がなくなる原因です。
抜け毛が減ったことを実感して治療を中断した場合、しばらくしてから再度毛が抜けはじめる可能性があります。
AGA治療は、個人差があるものの最低1年半は継続することが推奨されています。
勝手な判断で治療をやめたり、効果を実感できないからといって疑心暗鬼にならず、根気よく継続的に治療を受けることが大切です。
意図せずとも薬を頻繁に飲み忘れたり、塗り忘れたりすることも治療の中断と同じ状態になる可能性があります。
薬を処方された場合は、必ず用法用量を守り正しい治療を継続しましょう。
【初期脱毛の理解不足】初期脱毛は強くて太い髪の毛を迎えるための準備
AGA治療では初期段階で急に脱毛が発生したり、進行したりする場合がありますが、不安に感じる必要はありません。
これはAGA治療で利用する薬剤の副作用で、治療の効果が出ている証拠でもあるのです。
【初期脱毛とは】
AGA治療薬で使われるフィナステリドの副作用として知られる症状です。
初期脱毛で抜ける毛髪はAGAにより弱った細く短い毛であり、この脱毛が起きることでヘアサイクルを整え、太くしっかりとした毛髪が生えてきます。
初期脱毛は通常治療開始から10日前後~2か月程度で治まりますが、治療効果と同じく個人差があるので目安程度に考えてください。
せっかく一念発起でAGA治療を開始したにもかかわらず一気に抜け毛が増えては驚くのも仕方ないかもしれません。
更に初期脱毛を知らなかったり、知っていてもきちんと理解していなかったりすると治療を始めたのに毛が抜けた!脱毛が進行した!と勘違いし、心が折れることもあるでしょう。
これは担当のAGA専門医としっかり治療について相談、報告することで避けられることでもあります。
初期脱毛はこれからの治療を成功させるための通り道、1つの過程として捉え、発毛効果がでるまで根気よく継続してほしいと思います。
【薄毛の原因がAGA以外】AGA治療はAGA以外の薄毛や脱毛には効果がない
昨今、AGAが普及したことで薄毛や脱毛はすべてAGAだと思っている方もいるようですが、薄毛や脱毛の原因はたくさんあります。
皮膚疾患やストレス、影響不良や病気や服薬の副作用など様々な原因があり、それぞれで異なる治療が必要になるのです。
当たりまえですが、AGA治療はAGAが原因の薄毛や脱毛に対して効果のある治療で、その他の薄毛には効果がないことがほとんどです。
ネット上には多くの自己診断ツールがありますが、自己診断のみでAGAと特定することは避けましょう。
専門医であれば毛髪や頭皮の状態、検査結果などから正しい診断を下したうえで、正しい治療や治療プランを提示してくれます。
【治療薬が合わない】同じAGA治療薬でも個人により効果が異なる
AGAの診断を受け、医師の指示の元、用法用量を守り根気よくAGA治療薬を使っているにもかかわらず効果を実感できないということもあるでしょう。
この場合、使っている治療薬が合っていないという可能性があります。
AGA治療薬にも複数の種類があり、専門医はAGAの進行度やタイプ、頭皮の状態、個人の体質やその時のホルモンバランスなど様々な状態を確認したうえで治療方針を決定しています。
また、そのどれもが治療薬の効果に影響を与えるため、少しの変動でも効果が変わることも珍しくありません。
利用中の治療薬で効果を感じられなかったり、今まで感じていた効果が低減してきたと感じたりした場合は、遠慮せずに担当医に状況を伝え、今後の治療方針について相談しましょう。
その時の状態や今までの過程を踏まえ、新たに治療方針や治療薬を検討してくれます。
AGA専門クリニックがおすすめな理由と知っておきたいデメリット
AGA治療にはAGA専門クリニックが良いとおすすめしていますし、何となく専門医の方が良いと感じる方も多いことでしょう。
では、なぜAGAは通常の薄毛、脱毛を診察する皮膚科や内科ではなくAGA専門クリニックがおすすめなのか明確にわかる方は少ないかもしれません。
そこで、ここではAGA治療を受けるならAGA専門クリニックがおすすめな理由を解説すると共に、AGAクリニックの持つデメリットもご紹介します。
AGAクリニックはAGAに特化した専門的医療を受けられる病院
薄毛や脱毛に対する対応をしてくれる施設は多数ありますが、AGAを治すのであればAGA専門のクリニックがおすすめです。
先述した通り薄毛や脱毛の原因は様々ですが、その中でもAGAは独自のメカニズムを持った脱毛症のため、改善には専門的知識が必須とされています。
皮膚科や内科、精神科でも薄毛治療をしている病院がありますが、薄毛の原因がそれぞれの科に特化した部分にあるからです。
皮膚疾患による薄毛であれば皮膚科、内臓疾患が原因であれば内科、ストレスなどの精神面に原因があれば精神科や心療内科、と各原因の専門家が診療にあたることがベストなのは簡単に理解できるでしょう。
AGAクリニックにはAGA治療の専門医がおり、他の医療機関以上にAGAの症例を多数見ているため、成功率の高いAGA治療ができるのです。
AGA専門クリニックのメリット
AGAクリニックでAGA治療を受けることは、たくさんのメリットがあります。
AGA治療を専門とした経験豊富な医師がいる
AGA専門クリニック最大のメリットは、やはりAGA治療に精通している専門医がいることでしょう。
AGA専門医は、AGAの状態や体質、体調などを踏まえて適切な治療を選択、提案してくれるので、より安心して治療を継続できます。
AGAを治療できる医師とAGA専門の医師では、どうしてもAGA治療への経験や知識に差がでます。
AGA専門医は、AGA治療の症例数も多く、治療実績も豊富なため、基本的治療以外に個人の状態にあった治療の提案ができるのです。
基本治療に限らずAGAに効果がある治療を多数選択できる
AGA専門クリニックでは、保険診療に限らずAGAに効果がある治療を幅広く行っています。
皮膚科でもAGA治療が可能な病院はありますが、治療内容は「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」で推奨度A(行うよう強く勧める)が原則となります。
推奨度Aの治療にはフィナステリドやデュタステリドの内服やミノキシジル外用薬などAGA治療の基本となる治療のため悪くはないですが、他の選択肢がないのです。
AGA専門クリニックであれば、上記基本治療の他に外科的治療や育毛セラピー、HARG療法などより多くの選択ができる分、その効果にも期待できます。
カウンセリングにより納得のうえ治療を開始できる
AGA専門クリニックの多くは、治療開始前に無料でカウンセリングを実施しています。
AGA治療は時間も費用もかかるため、治療プランや費用についてしっかりと納得してから治療を開始することで、安心して治療を継続できるのです。
カウンセリングでは、疑問点や懸念点をクリアにすることはもちろん、長い治療を支えてくれる医師との相性もチェックできる点は大きなメリットになるでしょう。
AGA治療に限らず長期に渡る治療では、医師との相性は非常に大きなポイントになります。
オンライン診療や夜間診療も選択できる
AGA専門クリニックの中には、オンライン診療や夜間診療を実施しているクリニックが多くあります。
感染症の流行を経て、オンライン診療を取り入れる病院が増えてきましたが、それでも十分とは言えません。
AGAの多くは、働き盛りの成人に発症するため診察のたびに通院することが難しいこともあるでしょう。
数回、数か月の治療であれば無理やり都合をつけることができても、AGA治療は年単位の長期治療になるので通院が大きなハードルになることも珍しくないのです。
その点、オンライン診療や夜間診療があれば仕事をはじめとする自身の生活に大きな支障を出さずに継続治療することができます。
土日祝日に診療が可能なAGAクリニックもありますので、自分の生活スタイルに合ったクリニックを選ぶと良いでしょう。
AGAクリニックと育毛サロンは似て非なるもの
AGAクリニックに限らず発毛や育毛を対象とした施設は多数存在しています。
それらを大きくわけると医療機関か否かの違いがあげられるでしょう。
医療機関は治療をはじめとした医療行為が可能ですが、他の施設では注射や投薬などの医療行為ができません。更にかみ砕いて表現するならば、治療は医療機関でしかできないということになります。
昨今、マッサージやエステなどのリラクゼーションを目的とした施設が増加傾向にあり、その中の1つに育毛サロンがあります。
育毛サロンは発毛を目的とした治療を行うのではなく、頭皮環境を整え、脱毛を防ぎ健康な毛髪を育てることを目的としています。
どちらかというと薄毛や脱毛を防ぐことを得意とし、頭皮マッサージや毛穴の洗浄などが主な施術行為です。頭皮のエステティックサロンと考えたほうがいいでしょう。
AGA専門クリニックならではのデメリットもチェック
AGA専門クリニックはAGA治療に特化した非常に頼りになる病院です。
しかし、どんなものにでもデメリットがあるようにAGA専門クリニックにもデメリットがあります。
AGA治療は長期間に渡り高額な治療費用がかかる
AGA治療は基本的に保険適用外のため、通常の保険診療と比較して治療費が高額になります。
更に先述している通り、治療開始から効果を実感できるまでに数か月かかり、最低でも1年半ほどの継続治療が必要です。
この長い治療期間、高額な治療費を支払い続けることが一番のデメリットになります。
人によっては継続して治療をしたくても系咲き的に難しく、断念することもあるかもしれません。
AGA治療を開始する前には経済的に継続して治療ができるかどうかも検討した方が良いでしょう。
AGA以外の薄毛や脱毛治療はできない
AGA専門クリニックは、その名の通りAGAによる薄毛や脱毛、ハゲ治療の専門クリニックのため、AGA以外を原因とした薄毛や脱毛の治療はできません。
基本的に初期のカウンセリングや診察でAGAの可能性が低い場合には、医師から説明があるためそのまま治療に入る可能性は低いので、その点は安心して良いでしょう。
AGA治療もできる皮膚科などの場合は、診察のうえAGA以外が原因であればその原因にあった治療に移行することができますが、AGA専門クリニックでは他の病院へ行かなければなりません。
AGAクリニックでもAGAが完治することはない
AGA専門クリニックへ行けばAGAが完治すると思っている方もいるようですが、残念ながらAGAが完治することはありません。
現在、AGAの進行を抑制したり、発毛を促したりする治療が可能になったことで、治療を継続すればAGAによる薄毛やハゲ症状が改善されることは事実です。
しかし、治療を中断すればいずれまた頼りない毛髪が増加し、抜けてしまいます。
AGAを専門とするクリニックで、長期間高額な治療費を支払っても完治しないことをデメリットとするか、治療すれば改善されるというメリットと捉えるかは人それぞれかもしれませんね。
長い期間治療のために通院しなければならない
繰り返しになりますが、AGA治療は治療期間が非常に長くなります。
先述したように完治しないため、症状を抑え続けるには通院し続ける必要があるのです。
費用は期間はもちろんのこと、クリニックまで定期的に通う努力も必要ということになります。
但し、昨今ではオンライン診療を取り入れているAGAクリニックも多く、中には初診からオンラインを利用し、一度もクリニックへ行く必要のないクリニックもあります。
通院に自信がない方は、オンラインクリニックを活用し、AGA治療をすると良いでしょう。
AGA治療で利用する治療薬の副作用も避けられない
AGA専門クリニックに対するデメリットをお伝えしましたが、AGA治療そのものに対するデメリットもあります。
特に多くの方が気にしているデメリットが、AGA治療薬による副作用です。
先に解説した初期脱毛も副作用の1つですが、その他にも下記のような副作用が報告されています。
- 性欲減退
- 勃起不全
- 肝機能障害
- 頭皮トラブル
- 多毛症
また、AGA治療薬のミノキシジルは、血管を拡張する効果があるため心臓に負担がかかり、心疾患に繋がる可能性が高いと言われています。
但し、これらの副作用は全員に起きるわけではなく個人の体調や体質など様々な要因により発生するリスクがあるというだけです。
具体的にAGA治療で副作用が起きる可能性は全体の1%~5%程度なので、多くても100人に5人くらいということになります。
AGA治療薬による副作用の中でも男性機能低下は、多くの男性にとって大きな不安に繋がることでしょう。
AGA専門クリニックでは、副作用も視野にいれた治療プランを立ててくれますので、心配がある場合は恥ずかしがらずに相談しておくと安心です。
AGAクリニックで専門治療を受けると総額いくらになるのか
AGAクリニックで専門治療を受けたいと考えている方にとって、一番気になるのは費用面ではないでしょうか。
「AGA治療は高額」、「長期間治療するため総額が高くなる」など、何となく高額なイメージはあるものの実際いくらになるのか具体的な金額が算出されないと治療に踏み切ることもできないでしょう。
AGAクリニックでは、治療開始前にある程度の費用は説明してくれますが、当ページでもAGA治療費用がいくらくらいになるのかを治療費を安く抑えるための方法と共にご紹介します。
保険適用外の自由診療だから全額自己負担
AGA治療は健康保険適用外の自由診療となるため、治療費は全額自己負担になります。
一般的な病院では健康保険が適用されるため、人により治療費の1割~3割の支払いで済みますが、AGA治療は10割負担だから高額になるのです。
また、自由診療は各クリニックによって自由に価格が設定できるため、治療費用のバラつきが大きくなります。
1か月あたりの治療費は概ね10,000円~25,000円が相場のようですが、中には30,000円を超えるクリニックもあるため、一概に「いくら」と決定づけることができません。
相場を元に計算すると年間100,000円~250,000円の治療費がかかり、更に治療を継続する年数だけ治療費の支払いも継続するということになります。
AGA治療で発生する治療費用の内訳
AGA治療で発生する費用の相場が10,000円~25,000円とお伝えしましたが、この金額には細かい内訳があります。
AGA治療費用でかかる費用の主な内訳は下記のようになります。
- 初診料(再診時は再診料)
- 検査費用
- 処置費用
- 治療薬代
・初診料(再診料)
診察を受けるたびに発生する費用で、初診料は5,000円程度、再診料は少し安くなり2,000~3,000円程度の場合が多いようです。
AGAクリニックの中には、初診料、再診料共に無料にしているところもあるので、少しでも費用を抑えたい場合には、診察料が無料のクリニックを選択すると良いでしょう。
・検査費用
AGA治療に必要な検査を受ける場合に発生する費用です。
AGAには血管障害が関係することもあり、治療にあたり血液検査によって生活習慣病の有無や肝機能状態などを確認します。
血液検査ではAGA以外に薄毛の原因がある場合やその他の病気が隠れているかもある程度知ることができるため、多くのクリニックで導入しているようです。
・処置費用
注入療法や植毛などの処置をする場合に発生する費用です。
AGA治療というと内服薬の服用や外用薬の塗布を想像しますが、進行度や薬剤との相性など様々な観点から注入治療を選択することもあるでしょう。
注入療法や植毛などの処置は、非常に高額な治療費が掛かるので、担当医とよく相談し、納得したうえで治療すると安心です。
・治療薬代
AGAの治療で必要な薬そのものの費用です。
治療薬を利用した治療はAGA治療のメインともいえる重要な方法で、「薄毛や脱毛の進行を抑える薬」と「発毛を促す薬」の2種類を個人の状況により処方します。
薬の種類や量によっても費用が変わりますが、特にジェネリック医薬品(後発医薬品)の有無で薬価が大きく変わります。
AGAの治療目的でかかる費用が変わる?脱毛予防と発毛促進のどちらが高い?
AGA治療には「脱毛の予防」と「発毛の促進」の2種類があり、個人の進行度合いや希望などを踏まえた治療目的により方向性が決められます。
そしてこの方向性により使われる医薬品が異なり、使う医薬品によってかかる費用も変わってくるのです。
この2種類を比較した場合、発毛を促したり、毛髪のボリュームを増やすなど「発毛の促進」に対する治療は高額になり、「薄毛や脱毛の予防」を目的とした場合はさほど高額にはなりません。
薄毛や脱毛の状態によって投薬する医薬品の種類が異なることと、複数の薬剤を使うことなどが直接的な原因と考えられます。
尚、発毛有効成分を頭皮に注射するメソセラピーという治療法は一回の施術にあたり数万円の費用が必要です。
AGA治療で処方される医薬品と費用
AGAクリニックが治療目的で処方される医薬品は基本3種類しかありません。
それぞれの特徴と費用を紹介します。
ミノキシジル(5,000~15,000円程度)
ミノキシジルは「発毛効果のある治療薬」として唯一承認されている医薬品です。
大正製薬社の「リアップ」などに配合されている成分、と言えばピンと来るかもしれません。ミノキシジルは元々血圧降下薬として開発された医薬品で、内服薬もありますが発毛剤として認められているのは外用薬のみです。
AGA治療目的のミノキシジルの内服薬が承認されていないのは副作用の可能性を考慮しているからです。このことから内服薬を処方するクリニックもあれば処方しないクリニックもあります。
フィナステリド(3,000円~10,000円程度)
薄毛、脱毛を防ぐ目的の医薬品です。もともとはメルク社が前立腺肥大目的で開発された医薬品であり、その後AGA治療薬として販売されました。
フィナステリドは毛髪の成長を止める男性ホルモン、DHTの増殖を阻害する働きを持ちます。
薄毛予防としてプロペシアという薬がありますが、プロペシアは「フィナステリド」を主成分とするAGA治療薬です。
参考:プロペシア
デュタステリド(7,000~10,000円程度)
デュタステリドはフィナステリドより強くDHTの生成を阻害する働きを持つ医薬品で、グラクソ・スミスクライン社が開発しました。
フィナステリドの効果が出ない人、早期に薄毛を解消したい人に処方されます。
AGA治療費を抑えるには?
AGAクリニックで治療を受けると費用が高くなるのは覚悟しなければいけません。
しかし工夫すればクリニックでの治療費をできるかぎり抑える方法もあります。その方法を紹介します。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)を処方してもらう
ミノキシジル、フィナステリド、デュタステリドは先発品の特許が切れているため後発品(ジェネリック)が販売されています。
ミノキシジル、フィナステリドの特徴で価格帯を紹介しましたが、価格に差があるのはジェネリックと先発品との違いです。
後発品とはいえ配合されている成分や製法は先発品と比較しても大きな差はありません。
ジェネリックを取り扱っているクリニックであればジェネリックを処方してもらうように医師に要望しましょう。
オンライン診療は直接診療より治療費が安い
PCやスマホのビデオ会話で診察を受け、治療薬を郵送で処方してもらうというオンラインクリニックが増えています。
オンライン診療と直接診療との大きな相違点として価格が挙げられます。オンラインクリニックは設備の維持費などが必要ないため検査料を低く抑えることができるからです。
オンライン診療を対応しているクリニックであれば、全国どこのクリニックで診療を受けることが可能です。
また、競争も激しいため価格も様々で、中には初診料や再診料は無料というクリニックも存在します。
ただし、オンラインのため直接診察するよりも患者の状態が詳細に判断できない、というデメリットもあります。利用するかどうかは慎重に検討してください。
早く治療を開始すれば短期間で治療が完了する
疾病や体調不良が起きた時は治療を可能な限り早く始めたほうが短期間で、しかも安い費用で治療が完了します。
完治することのないAGAですが、早期に治療を開始することで効果が出やすかったり、大きく進行する前に症状を抑えることができるため、最終的に費用が安くなる可能性があるのです。
AGAが進行した状態で、発毛や増毛を希望すると費用が高額になるため、薄毛や脱毛が気になったらできる限り早いタイミングで治療を開始することをおすすめします。
自分に合ったAGAクリニックの選び方
昨今、嬉しいことに年々とAGA治療専門のクリニックが増加していますが、その反面、どのクリニックへ通えばよいかわからずに困っている方もいることでしょう。
それぞれが独自の方法でAGA治療を受けやすい環境を作っているため、どのクリニックにも魅力的に感じる点があります。
安いクリニックを選ぶべきなのか、おすすめに上がっているクリニックが良いのか、後悔ないAGA治療を受けるためにもしっかりと選びたいものですよね。
AGAクリニックを選ぶうえで最重要なポイントは、自分に合ったクリニックを選ぶことです。
ここでは自分にあったAGA専門クリニックの選び方をご紹介します。
長期間継続しやすい価格帯のクリニックを選ぶ
繰り返しになりますが、AGA治療は長い期間、高額な治療費を支払い続けなければなりません。
どんなに良い環境が整ったクリニックであっても、治療費の支払いを継続できなければいずれ治療が中断してしまいます。
毎回発生する診察費(再診料)も回数が増えれば負担になってきますが、診察費を無料にしているクリニックやオンラインクリニックを選ぶなどで回避することも可能です。
自分が無理なく、もしくは少しの努力でライフスタイルを変えずに継続的に治療費を支払い続けられるクリニックを選びましょう。
予約体制が整っているクリニックを選ぶ
AGA専門クリニックの多くは、プライバシーの兼ね合いもあり事前予約制度を採用し、完全予約で対応しています。
診察当日に長時間待つ必要がないのは嬉しいことですが、予約が取れなければ治療が遅れてしまう可能性もあるでしょう。
最近のAGAクリニックは、ネット予約は当たり前、その他にもLINEを利用した予約システムを導入していたり、急な予約でも電話で対応してくれたりと様々です。
自分の都合に合わせた予約がスムーズに取れるクリニックを選ぶことで、ストレスなくAGA治療を継続することができます。
実績があり、信頼できるクリニックを選ぶ
AGA治療は他の治療と比較して比較的新しい分野であることもあり、クリニックの実績は重視したいポイントになります。
豊富な治療実績があればそれだけ多くの治療方法のノウハウがあるからです。
実績のあるクリニックかどうかの判断基準は、様々な症例の治療経験があり、公式サイトなどでその実績を明確に告知しているクリニックです。
中にはAGA専門医がいても毎回の診察では会えず、初診だけや数か月に1度のみしか診てもらえないという話も聞きます。
クリニックの確かな実績を自分の目で確認し、信頼できるクリニックを選ぶことは、不安の少ないAGA治療への第一歩とも言えるでしょう。
オンラインクリニックも視野に通いやすいクリニックを選ぶ
AGA治療は長期戦のため繰り返し何度も通院する必要があるため、自宅や職場から通いやすい場所にあるかも重要なポイントのひとつです。
住んでいる地域によっては近隣にAGA専門のクリニックがない方もいると思いますが、そのような場合にはオンラインクリニックがおすすめです。
直接診察のように対面で診察を受けることはできませんが、パソコンやタブレット、スマホなどを利用して診察をしてもらえるため、都合もつけやすくなります。
オンラインクリニックを選択することは、診察料や通院の交通費など細かな費用を抑えることにも繋がるため、総合的にAGA治療を継続しやすくなるでしょう。
また、AGA治療を受けていることを知られたくないという方にとっては「人目が気にならない場所にある」という点も通いやすいクリニックに含まれてきます。
自分が求めるクリニックの環境を考えて通いやすいクリニックを選びましょう。
返金保証制度があるAGAクリニックを選ぶとより安心
絶対的な条件とは言えませんが、返金保証制度があるAGAクリニックを選べるとより安心してAGA治療を受けられるでしょう。
但し、返金保証制度は各クリニックにて様々な条件を定めており、全額返金の場合もあれば、一部返金の場合もありますし、交通費まで返金対象となっているクリニックもあります。
一般的にクリニックが定めが条件を満たしても治療効果が得られなかった場合が対象となりますが、治療効果の有無は人によって感じ方が異なる面もあるため、自分が思ったような結果にならない可能性も否めません。
返金保証制度の有無は、ある程度クリニックを絞ったうえで、最終的な決定に迷った際などの参考にする程度の方がよいでしょう。
口コミも参考程度にチェックしておこう
インターネットの口コミ情報は100%信頼できるわけではないですが、判断材料としては参考になる情報です。
口コミでは、公式サイトに記載していないようなリアルな声が多数ある場合がありますが、良い口コミも悪い口コミも1つの可能性として頭においてクリニックを選ぶと良いでしょう。
AGA専門クリニックで治療を受ける際の注意点
AGAクリニックを受診する際にはいくつかの注意点があります。
確実に治療の効果を上げるために、また、後悔しない治療を受けないために重要なポイントです。
AGA治療は根気よく腰を据えて取り組む覚悟が必要
先述している通りAGA治療の効果を得るためには、1ヶ月や2ヶ月でなく年単位の治療が必要です。
早い方では3か月くらいで効果を感じることができますが、多くは6ヶ月くらいの月日が経過して初めて効果を実感します。
効果を実感できるまでには、代表的な副作用である初期脱毛も経験するかもしれません。
発毛を目標としているのに治療開始早々に髪の毛が抜ける矛盾を乗り越え、効果を実感できない日々も高額な治療費を支払い続ける努力が必要なのです。
AGA治療を開始するのであれば、根気よく取り組む覚悟をもってください。
選べる治療方法が多く、断る勇気で気持ち良い治療をしよう
AGA専門クリニックは、それぞれが独自の治療法や治療プランを打ち出しています。
基本の治療方法が大きく変わることはありませんが、より踏み込んだ治療をしようとした場合、クリニックによっては求める治療に対応していない可能性があるのです。
クリニックによって対応がわかれる治療法の代表は、メソセラピーや植毛などがあります。
治療開始当初は投薬のみのつもりであっても思ったような効果がないまま年月が過ぎた場合に上記のような治療を選択したくなる可能性もあるので、できるだけ治療方法の選択肢が多数あるクリニックを選ぶと安心です。
但し、外科的治療は高い効果が期待できる一方、高額な費用がかかるため人によっては避けたい治療になるかもしれません。
クリニック側が高額な治療を提案した際に、断る勇気も必要です。後悔しないAGA治療のためにも選択肢は多く、必要に応じて断る勇気をもって臨みましょう。
持病は隠さず申告して自分に合った最善の治療をしよう
AGA治療の医薬品に限りませんが、薬には効果と共に副作用や特性があります。
AGA治療薬のミノキシジルの場合、血圧を下げる特性を持っており、血圧に関する治療を受けている方がミノキシジルを使用すると必要以上に心臓に負担をかけてしまう可能性があるのです。
また、肝機能障害がある人がこれらの医薬品を使用すると肝臓に大きな負担をかける可能性があります。
これを見ると持病があるとAGA治療ができないのではないか?と考え、持病を隠そうとしてしまう方もいるでしょうが、持病隠しは厳禁です。
AGA治療の専門医であれば、持病を抱えている方の治療をした経験がある医師も少なくありません。
持病がある方は、隠すのではなく正確な病状と共にお薬手帳などで治療状況や服用薬を申告し、自分に合ったAGA治療方法を提案してもらいましょう。
処方された薬は本人が正しい方法で使用しましょう
AGA治療で処方された医薬品は、本人が正しい用法用量で使わなければなりません。
規定より多く服用したからと言って早く効果が出るわけではありませんし、副作用の可能性が高くなります。
また、フィナステリドやデュタステリドを妊娠中や授乳中の女性が成分を摂取すると胎児や乳児の生殖機能に影響を与える可能性があります。
処方された薬を家族や友人に分けたり、転売するのはもってのほかです。
同じAGA症状に見えても原因がAGAであるかは医師による検査なくして確定できませんし、持病や体質、症状の進行度など様々な状況を見て医師が処方しています。
お試し気分であっても自分に処方された薬を他の方が利用することがないようにきちんと管理してください。
尚、フィナステリドやデュタステリドの成分は皮膚から吸収するので触れるのも危険であることも知っておくと安心でしょう。
まとめ
AGAクリニックの効果と費用について解説しました。AGAクリニックで治療を受ければ薄毛の解消や脱毛の効果を実感できる可能性が高いでしょう。
しかし、AGA治療はお金がかかりますし長期に渡り受けなければいけません。自身にあったクリニックで納得のいく治療を受けられるように事前準備をしっかりして臨んでください。